地球温暖化ではなく、地球沸騰化の時代が到来したと言われており、夏の暑さは耐え難くなっています。クーラーの使用量も増えるため、電気代も高騰してしまいます。そのため、電気代を抑えるために遮熱塗料による外壁塗装をお考えの方もおられるでしょう。しかし、本当に省エネ効果があるのか気になるところです。ここでは、遮熱塗料の省エネ効果や断熱塗料との違いなどをご紹介します。
遮熱塗料とは？
遮熱塗料とは、建物や車などの表面使用される塗料です。熱を反射・吸収して内部の温度を調節し、エネルギー効率を向上させられます。また、塗料の色や成分によって異なる遮熱効果があります。
遮熱塗料と断熱塗料の違い
遮熱塗料は、太陽からの紫外線や赤外線放射線を反射する特性があり、建物や車両の表面が熱を吸収せず、外部の熱から室内を守る塗料です。断熱塗料は、熱の伝導を遮断するのが主な目的となります。遮熱塗料は熱の侵入を減少させ、室内温度を低く保ちエネルギーコスト削減に役立ち、断熱塗料は断熱性能を向上させ、内部の温度を安定させます。遮熱塗料は暑い地域で用いるのに適し、断熱塗料は寒冷地域で用いるのに適している塗料です。使用環境に合わせて選択するのが良いでしょう。
遮熱塗料の省エネ効果とは？
太陽光を反射するため、建物の外壁や屋根に塗ることで室内の温度上昇を防ぎます。屋根に熱がこもらないため、冷房効率が上がり電気代を節約できるなど省エネ効果があります。室内温度が1下がると、電気代が10％ほど節減できるため、設定温度を高くするなどの調整をすると、大幅な省エネが実現するでしょう。
耐用年数が長い
遮熱塗料は、一般的な塗料よりも耐用年数が長く、10年～20年ほどです。メンテナンスの頻度が少ないため、一度施行すると長く使用できます。
遮熱塗料を選ぶポイント
遮熱塗料を選ぶ際には、次の4つのポイントに留意しましょう。
日射反射率が高い
日射反射率が高い遮熱塗料は、太陽光をより効果的に反射し、建物内部の温度を低く保つのに役立ちます。夏の高温期にエアコンの使用を減少させ、冷暖房コストを削減できます。また、室内の温度を一定に保ち、暑さや寒さからくる不快感を軽減でき、快適性が向上するでしょう。外壁や屋根の表面温度を低く保ち素材の劣化を遅らせ、建物の耐久性が向上し、メンテナンスコストも低減します。
汚れにくい
遮熱塗料は、汚れると遮熱効果が低下してしまいます。汚れを除去するにはコストがかかるため、汚れやすいものは不経済です。遮熱効率を保持させたいなら、汚れにくいものを選ぶことが大切です。
耐候性が高い
遮熱塗料は建物の表面に適用されるため、外部環境の影響を受けます。日光や雨、風、気温の変化などの要因が、摩耗や劣化を引き起こす可能性があります。耐候性が高い遮熱塗料は、これらの要因に対して耐性を持ち、長期間にわたって遮熱効果を持続させるのに役立つでしょう。また、耐候性が高い塗料は再塗装の頻度を減らせるため、メンテナンスコストを削減できます。
塗りやすい
塗りやすさは、仕上がりの美しさに繋がります。塗膜が均一で美しい仕上がりとなるでしょう。均一な塗膜は遮熱効果の一貫性を保ち、外観の美しさを維持します。逆に、塗りにくい塗料を使用すると、ムラや塗り残しが生じ、見た目に不均一な仕上がりになる可能性が高まります。
神奈川県伊勢原市で遮熱塗料の省エネ効果が出やすい家
神奈川県伊勢原市で遮熱塗料による外壁塗装をする場合、どのような家に省エネ効果が出やすいのでしょう。
3階建て・吹き抜けの家
3階建ての家や吹き抜けの家は、太陽熱により室内温度が上がりやすいため、遮熱塗料の効果が出やすくなります。
金属屋根の家
金属の屋根の家は、屋根の表面温度が高くなりやすく、効率的に遮熱塗料の省エネ効果を発揮するでしょう。
単純な屋根の形状
屋根に突出部分や窓が多い場合、塗料の塗りにくい箇所が増え、効果が制限されやすくなります。比較的単純な屋根形状の家は、遮熱塗料の効果が発揮されやすいでしょう。
まとめ
遮熱塗料は、とくに暑い地域では省エネ効果を高めます。また、遮熱塗料の中でも、日射反射率が高く耐候性の高いものを選ぶと、より高い効果が得られるでしょう。遮熱塗料で外壁塗装を行い、室内環境を快適にするのがおすすめです。
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